クレニオセクラルセラピー

神経系の中枢、脳と脊髄

 これらは、外側から硬膜・くも膜・軟膜という3層の膜に包まれて頭蓋と脊柱管の中におさまっています。

 一番外側を厚くて丈夫で防水性のある硬膜で覆われた、取り出したらオタマジャクシのような形をしているこの半密閉システムはクレニオ(頭蓋)セイクラル(仙骨)システムといわれています。

 このシステムの中では脳脊髄液といわれる液体が生産され、循環し、再吸収されていていて、それに伴なう液圧の変動範囲内でシステム自体も拡張・収縮という動きを繰り返していま

 呼吸とも拍動とも異なるこのクレニオセイクラルリズム

全身で感じ取ることが可能で、実はこれにより頭蓋骨も動いているのです。

 けれども、出生時のトラブルや外傷や様々なに要因によって、クレニオセイクラルシステムに問題が生じてしまうと、このリズムにも変化がおこってしまいます。

 

クレニオセイクラルセラピーは5グラムと言われるごくごくソフトなタッチで、このシステムに働きかけていくセラピーです。

 セラピーを受けている人は、軽く触れられているだけだと感じることでしょう。

 セラピーの開発者であるジョン・E・アプレジャーD.O.は、必要以上の力を用いるとクライエントの身体が防衛作用を働かせてしまうと書いています①。

強い力でなければ体は反応しないと思っている方が多いと思いますが、そんなことはありません。

 受けている人が安全だと感じくつろげることと、力の強弱は、イコールではないと思います。

 それでも、もし、そうなれたなら、体は、ソフトなタッチにも反応します。

 

 脳脊髄液は、栄養の補給とともに老廃物の除去という重要な役割を担っていて、循環を改善することによってアルツハイマーや老化の予防になるとも考えられています。

 

 また、ジョン・E・アプレジャーD.C.をはじめ多くのセラピストが、このセラピーによって様々な症状の改善を行なってきています。

 

 私は、このクレニオセイクラルセラピーがもたらす深いリラクゼーションが皆に最適な恩恵をもたらすと思っています。

 


最後に禁忌症を記載させて頂きます。

頭蓋内圧亢進、急性期の脳卒中、脳動脈瘤、多量の出血、延髄ヘルニア、最近の頭蓋骨折、脳脊髄液減少症、二分脊椎(脊髄髄膜瘤)、アーノルド・キアリ奇形、です。